本家はここ→ Yongnuo RF-603
総論
RF-603 は、
「無線を用いた 遠隔発光発信器かつ受信機」である。
(無線発信器をカメラに、無線受信機をストロボに接続する。
カメラのホットシューに装着したものが「発信機」
フラッシュに装着した側が「受信機」になる。)
カメラのホットシューに装着したものが「発信機」
フラッシュに装着した側が「受信機」になる。)
無線が届く距離は 100m にもなるという。
そんな距離、試そうとも思わない。通常の室内なら「確実に」届く。
日本のボロ集合住宅なら、2部屋を隔てて交信できた。
(わが家には、3部屋以上隔てる広さがない。)
「無線を用いた 遠隔レリーズ」としても使える。
- Canon 用
- Nikon 用
無線に 2.4GHz が使われていることから、(電波法か何かの定めにより)日本国内での使用は認められないと言われる。一方、Amazon Japan を含め、多数の店舗で販売しているという事実もある。
違法機(あるいは非遵法機)だが「現実は黙認」といったところだろう。
排他的仕様
Canon 用は、Canon 機専用、
Nikon 用は、Nikon 機専用。
ホットシューの接点位置が異なるので、専用になるのは当然。
間違って購入した場合、泣くしかない。
間違って購入した場合、泣くしかない。
一方、
Canon, Nikon 以外のカメラでも使いたいと思う。
そう考えるのは、世界中共通だ。
Pentax カメラで使う
「Nikon 用 RF-603 は、そのまま、何の改造も必要とせず、
Pentax 機のホットシューに装着し、「送信機」 として使用可能である。」
Pentax 機のホットシューに装着し、「送信機」 として使用可能である。」
一方 Canon 用 RF-603 を Pentax 機 ホットシュー に装着しても無反応である。
熱意をもって説明してある。
→ US Amazon
Pentax 機でも使用可能であることを「もったいぶって」記載
「Nikon 用が Pentax でも使えますよ」と言えばいいものを。
→ PanProduct 記事
Four-thirds カメラで使う
「わずかなハンダ工作、あるいは導電テープを使うことにより、C でも N でも、four-thirds 機用に「改造」が可能である。」
20W 程度のハンダゴテ、細いハンダがあれば、
慣れた人なら、数秒 (a couple of seconds),
初めてハンダを握る者でも、10分(ten minutes) で完成。
不器用で、しかもハンダゴテを初めて購入した私でさえも 7分 29秒で完成した。
Canon 用を four-thirds 機に適合させるための工作
→ おそらく最初に記載されたもの dpreview の記事
上記 dpreview のコメントに「4/3 改造後も Canon 機で使用可能」とあるが、実際には改造後は 4/3 専用になる。
繰り返す、
「ハンダ付けによる改造後、Canon 機では使えなくなる」。
ただし、受信機(フラッシュ側)に使うことには支障がない。
Nikon 用を four-thirds に適合させるための工作
C 工作に比べ、ハンダ付けすべき2極が離れている。
短絡経路が長くなるだけで、工作手順は同じであろう。
(未確認)
→ YouTube
この改造(N 型のピンをハンダで short-cut する)により、送信機として
4/3 専用になるのか、
あるいは Nikon でも、 4/3 でも両者に使えるのか、
不明である。
実施者は是非教えて欲しい。
SONY カメラで使う
情報なし。
ホットシュー が独自の形状であるため、RF-603 単体での使用は困難
ホットシュー 変換器を介して使用可能と思われる。
ホットシュー 変換器を介して使用可能と思われる。
Tips
RF-603 は ホットシュー にセットしなければ、リリーズできない。しかし、DIP スイッチを特定の位置に設定すると、可能になる。
→ PanProduct 記事
接点のポッチ右下2個を常に接触させた状態にしておくと単体で送信可能になる
(私には具体的イメージが湧かない、理解不能、残念)
→ Naoko さんのブログ
RF-603 は ホットシュー にセットしなければ、フラッシュ・トリガーできない。しかし、改造を施すことで、可能になる。(ここまで改造する勇気はない)
→ 台湾工作記事
台湾記事より(remote trigger を使うくらいのレベルにある撮影者なら、もっと「まともな」画像を示して欲しい、と思うよ)
基盤のここ↓を見よ!
A と B を Short-cut (短絡)=電気的に接続すれば、
カメラの hotshoe に設置されていると(電気的に)判断される。
すなわち、カメラの装着せずとも、送信機として使用可能になる。
A, B それぞれから導線を外部に出す。
両者を結線すると、ご覧のとおり「交信可能状態」になる。
この状態であれば、hotshoe 上になくても(RF-603 単体で)、交信中の flash を発光させることが可能である。
購入 (2013年3月 情報)
Blog owner(この文章を書いている私) は、
C x 5, N x 2 の 計7台を所有。
C 1台を 4/3 用に改造して使用している。
Amazon を含め、国内でも多数の店で扱っており通販入手容易である。
Amazon では、1セット、3500円程度
(注文すれば、翌々日までに届く)
e-Bay では、香港、中国本土の店が扱う
1セット 30ドル、2セット(4台セット) 57ドル
注文してから、到着まで2週間。
円安のため、海外通販の「うまみ」が減ったが、
今後、国内価格は徐々に上昇するはずである。
2013年5月記
Amazon 評価に、この記事を引用して下さる方が現れた。ありがとう。
国内価格 3800円、ちょっと高いな。