2015年2月4日水曜日

Viltrox JY610

Viltrox JY610

GN 22-27
調光不能(フル発光のみ)
・ 英語、中国語マニュアルには 1/1 ~ 1/128 の調光が可能なごとき記載がある。

スレーブ発光不可
左右回旋はできないが、上方90℃に首振り可能(off-camara flash として使う場合は、どうでもいいこと)

単三2本駆動
フル発光間隔 1.5秒 と記載されるが、フル充電池ではもうちょっと速い(ようだ)

マニュアル不記載
・ 約 5分でオートパワーオフ



存在価値はその価格
本体 1900円程度、郵送料込みで 2600円

これを Off-camera flash として使ってみる。
送受信機は FlashQ 。


調光の方法
・ ディフューザーを使う
 (発光先端を覆うもの、ソフトボックス形式のもの)
・ 対象との距離で調節する
・ カメラ ISO で調整する


2014年12月5日金曜日

RoundFlash Dish

RoundFlash Dish




Amazon US では、2014年10月後半から販売している。


Amazon JP でも「表示」されるが、在庫は無いようだ。(2014/12/11 記載)
(いずれ、国内でも販売されるのだろう。)

2014/12/13 Sat.
Amazon JP 在庫あり。 9600円。
製造元に注文すると、
単体価格 59€ 国際送料 7€ 合計 66€
9600円なら、良心的な価格だ。
ただし、2個以上購入の場合、Poland からの送料が無料になる。
59€ x 2 = 118€ ≒ 17200円


RoundFlash Ring も「期待に違わぬ製品」だったこと、国外発送も迅速であったことから、
今回、何の不安もなく、製造元から直接取り寄せた。


2014/12/01 Kraków, Poland へ注文


2014/12/09 到着


Took just 8 days from Poland to Japan

収納袋は RoundFlash Ring よりも 「丈夫な」生地である。
鮮やかな「黄色」は、好みが分かれるところだろう。

収納状態での直径 18cm

収納状態での高さ 5.5cm

一見、「配送途中に曲がってしまったのではないか」と勘違いした。

下方のチューブが僅かに屈曲していることが、
円錐の形状を保持するための「ギミック」である。

良いアイデアではあるが、もう少し「美しい構造」にできないものか?

RoundFlash Ring と異なり、円の中央の円錐斜面に照射し、さらにその光を拡散するので、
ドーナツの各方向において光量がほぼ均一である。

気に入った

1. 軽い。 小さく収納できる。 
2. ほぼ正円。 ホットスポットが生じにくい。
3. (今のところ)所有者が少ない。 希少価値。



気づいたこと

1. 色相が「青色(あるいはシアン)へ(わずかに)偏位」する。

軽症の「青かぶり」である。
RAW 撮影なら現像時に調整するだけだが、JPEG 撮影の場合、撮影前・撮影対象ごとにホワイトバランスを調整しておくことが望ましい。わずかなことだが残念な点だ。
紗幕(ディフューザ)素材の特質によるものであろう。クールに見えて、良い場合もある。


2. 光量ロス

スピードライト直射と比較し、1.5 ~ 2 段程度の光量ロスがある。ソフトボックスでは当然のことであり、驚くにはあたらない。が、1段程度の減光で済む、と期待していた。
フル発光させることはめったにないので、実用上困ることはない。




FStopper flashdisc と比較

1. 収納サイズは FS が小さい
2. 重量も FS が軽い
3. 使いやすさ(袋から出して、speedlight に装着するに必要な時間)ははぼ互角
4. FS は、自立姿勢に難あり(きちんと広がらない)、発展途上と思う。
5. 光源サイズは RF が圧倒的に大。
6. 光量ロスは同程度。
7. FS 裏面の whitebalance は、「余計な世話」と思うことがある。
8. 価格は FS が安価だが、(日本への)送料を考慮すると、ほぼ互角


使用目的がやや異なるかもしれないが、可搬光源としての性能・便利さにおいて、
私は、RoundFlash Dish に軍配を挙げる。

どちらか迷うなら、RoundFlash を推奨。

余裕があれば、FS FlashDisc x 2、RF Dish x 2 を持ち歩くと良い。
4台合計で $240 だ。たいした額ではない。


Amazon.us における価格・評価数 (2014/12/12)



RF Dish には、コメントゼロ。
一方 FS FlashDisc には、50以上のコメントがあり、その評価点平均は 4.5 pts

米国購入者は
・ 低価格であることが絶対条件 なのか
・ (米)国産品を積極的に購入しようとしているのか?


2014年5月12日月曜日

RF-603 II

Yongnuo Wireless Flash Trigger RF-603 II (for Nikon)

到着直後に食卓で撮影した。
この箱は、家族が捨ててしまった(らしい)。

・ eBay では 2台セット 35ドル前後が平均的価格。国内アマゾンでは 3000-3700円の範囲で変動している。幸い、最安値の 3000円(Global shopというところ) で購入することができた。Panproduct の 7000円は、(いくらなんでも)ボッタクリ価格だな。

私は Panproduct の定期購入者であり、お世話になっております。真っ白い傘とか、小さい小さいホルダーとか、軽いスタンドとか、大きい拡散膜とか、全てを思い出せないくらいだ。

Panproduct サイト を参考にして、(私は Nikonのカメラを一台も所有していないにもかかわらず)Nikon 対応を選んだ。(Canon 対応より)こちらが「より多くの機種(カメラ)に対応している」と思われたからだ。


・ 期待通り、Canon, Ricoh-Pentax, Panasonic, Olympus 機で動作を確認した。

・ 旧型(RF-603) と比較すると、3分の1段程度高速SS に対し同期するようだ。劇的改善とまでは言えないが、良いことだ。

SUNPAK PF20XD においても、RF-603II は問題なく作動する。Panproduct サイトには「PF20XD には非対応」と記載されているが、「記載ミス、勘違い」 であるか、あるいは「for Canon のみ非対応」のいずれかであろう。

・ 今回 新型を購入したのは、「PF20XD 非対応」という Panproduct 記述の真偽を「自分で確認したかった」からだ。あの記述は誤りであり、「PF20XD にも対応している」ことを確認した。それで満足し、新型を使うことには関心を失った。使うなら(最後にも書くが) Godox の方が圧倒的に優れている。SUNPAK はここまで◆

・ Pentax 540 FGZ (speedlight) での接触トラブルは、旧 RF-603 においても発生した。Panproduct では、「ある接点をテープにて絶縁する方法」が紹介されているが、RF-603 受け側奥に数 mm の空白を空けるだけで解決する。実際には、「爪楊枝を折って内部に固定しておく」のが簡単で、安価、いつでも元に戻すことができる。


どこにでもある「爪楊枝」を
18~19mm の長さに切る、あるいは折る。
何度でもやり直しがきく。
コストはほぼゼロである。
light にも trigger にも「キズ」を残さない。
ここに爪楊枝を押し込む。
機材に傷つけることなく、
しかもほどよい抵抗があるため
自然に落下する心配もない。
テープで絶縁する必要はない。
「爪楊枝なし」では、ここまで奥深く挿入される。
しかし、これでは通電しない。
「爪楊枝あり」では、
この程度(爪楊枝の太さの分)だけ、後方にずれる。
これで確実に発光する。
・ 上記の方法で Pentax 540FGZ が使えるが、残念ながら 540 本体が マニュアルモードで使うことに対し配慮が全く「なされていない」(配慮不足ではなく、無配慮と言っていい)。使うたびに、スリープから覚醒するたびに、マニュアルモードに設定し、まことに使いづらいダイヤルで光量を調節することを強要される。無駄な操作でイライラするくらいなら、YN560II or III を追加投入するが吉。Pentax の話題はここまで◆

 旧型では、電源 on 時は常に「右肩の緑色パイロットランプ」が点灯した。無駄な電力消費かもしれないが、電源の切り忘れを防止する意味があった。

 一方、新型では、(単体で電源を入れた状態)
  ● TRX モードで、右肩ランプ2~3秒間隔の点滅
  ● TX モードでは、モード変換時に一瞬だけ左肩が点灯するが、その後ライトは消灯する。そのため、(電源オンのままであることに気づかず)「電源の切り忘れ」が起こりうる。(うっかり者の私にとって)これは残念な仕様変更だ。(たとえば)10分間無操作での オートパワーオフ が欲しいところだ。

 ・ もう一度、改良が加えられることを希望する。
  1.  電源およびモード変更ボタンの改良(不用意に位置が変わらないこと、たとえ暗所でも現在のモードが確認できること)
  2.  パイロットランプあるはオートパワーオフ
  3.  カラーバリエーション
  4.  ボタン電池電源とし、小型化は無理か?

 ・ YN560III + RF603II(N) の組み合わせは、カメラを選ばず、「現在最も廉価に」てリモート発光が可能になる機材である。リモートリリース機能があることも良い。(国内アマゾンで両者を揃えて1万円程度)

 ・ ただし、Godox V850 + FT16S の方が(やや高価=1.6万円前後であるが、遠隔調光可能、連続発光可能など)優位な点が多い。eBay など、海外からの購入が必要な点が面倒である。

2014年2月2日日曜日

Godox V850

1月5日 eBay にて注文。
1月16日 商品到着。

Godox [V850 + FT-16S]



リンク:本家 Godox

完全マニュアル・スピードライト。

・リモート・トリガー(遠隔発光)
・リモート・パワーコントロール(遠隔光量調整)
両者ともに可能であることが、(価格を考慮すれば)画期的である。

TTL とか、外光オートとか、そんな 軟弱な 贅沢な 複雑な機能はない。
撮影者が指示する明るさで、指示するタイミングにピカッと光る、
それを確実に、繰り返し、長時間実行する、
しかも、それを遠隔操作する。
それがこのスピードライトの魅力である。

軍艦ホットシューに固定して使うだけなら、それほどの魅力はない。
本機は「リモート光源」として使用することで、「高価値」になる。

現在は Canon 機で(将来は Nikon 機でも)高速シンクロが可能。

God = 神、Ox = 牛
中国では「神牛」と表記される。


Godox [V850 + FT-16S]  vs. Yungnuo [YN560-III + RF603]


以下、Godox = GD, Yungnuo = YN と省略(したり、しなかったり)する。

V850 + FT-16S のセット、 2014年1月、 $165 (購入時 $1≒\105)
同時期、YN560-III + RF603 で $100 前後。

GD セットには充電池・充電器が付属し、
YN セットでは、別に(わずか単三4本ではあるが)電池が必要。



サイズ
液晶画面のサイズは GD がやや広く、胴回りも GD がやや「太め」。
全体の作りは優秀。「歪み」も「隙間」も「バリ」も皆無。
液晶画面には、保護シートが貼られていた。


重量
GD は充電池・受信機を装填、
YN は eneloop 4本をセットして、重量測定。
V850 + 充電池 + 受信機

YN560III + 単3電池4本

GD → 555g
YN → 484g
実用上、困るほどの重量差ではない。

電源 :
YN → 単三4本 (1.5V x 4)
GD → Lithium 充電池、カタログスペックでは、11.1V, フル充電 2.5時間, フル発光600回以上, 充電可能回数500回以上と言う。

なぜ、これまで「充電池を使うspeedlight」が開発されなかったのか、不思議なくらい。

充電池
55 x 55 x 13 mm
122g

充電池のみ購入可能。$35 程度。

充電器
中華製ゆえ、「過熱、発火事故」が心配である。火事になっても保障はあるまい。
完全放電から満充電まで 2.5時間と短時間であるから、安全を期し、周囲に人がいる場合のみ充電を行っている。無人の部屋、夜間、可燃物付近では使用しない。(過剰不安、考えすぎかな?)

メインスイッチ:

YN → 「2秒長押しで on / タッチで off」、 YN560-II より改善されているが、長押しは「かったるい」、イライラする。

GD → on/off のスライド式。
ただし、オートパワーオフ時間が経過すると、「スイッチは on 側だが、電源は off」という矛盾状態になる。私はこの「不整合」が気になる。
(蛇足:理想的には、「ふたつボタン同時押しで on/off」が、使いやすく、オートパワーオフ時にも矛盾がないと思う。)

調光
YN → 左右ボタンで8段階に大きく変更し(1 - 1/2 - 1/4 - - 1/128)、上下ボタンで 1/3 単位の微調整を行う。(設定により、1/2 ステップの微調整も可能)
GD → 1/3 step の微調整を含めダイヤルで「23段」を調節する。1/2 ステップ調整はできない。
大きく増光・減光する場合は YN 有利、微調整は V850 有利

YN → 調光調節は「ロータリー」、すなわち 最大値である 1/1 より上げると 最小値である 1/128 に、最小値より下げると、最大値へ移行する。
GD → 最大値より上、最小値より下へは移行しない。(厳密には 1/1 より上はなく、1/128 の下は 発光off である、発光off は多灯時に便利)


光束ズーム
YN, GD 同等
必ずしも左右上下が均質ではない(らしい)が、価格を考えれば上等ではないか。


Godox のラジオスレーブ機能
送受信に 433MHz が使われる。この周波数使用は日本国内において
「アマチュア無線の呼び出し周波数に割り当てられており、違法」
である。送受信は極めて短時間であるため、無線局に影響を与えることはないだろう、との「楽観意見」もあるが、言い訳は通用しない。「使用は違法」である。

電波法に違反すると、使用者は1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる。しかし同法上、販売者を罪には問えない。

『総務省は「違法な電波を発すると知って販売した場合、警察当局が刑法上の幇助(ほうじょ)罪に問うた例もある」として、2013年からアマゾンやヤフー、楽天などネット通販大手に、妨害事例のあった無線付き商品を販売しないよう指導を開始した。』
という記事もある。

販売、購入までは合法だが、「使用」してはいけない。販売者は違法性を問われることなく、「使用した場合のみ、使用者が有責」である。であれば、
最低限、国内販売者は「日本国内での使用は違法である」と明記すべきであろう。


FT-16S 送信機




単三電池2本で駆動する。
ユニバーサル・ホットシュー対応、すなわち、カメラメーカーを問わず使用可能。(そう言うとカッコイイが、実際は「カメラとの接点は1点のみ」で、複雑なことはできない、ということの裏返し)

ホットシューに固定せずとも「テスト発光」可能である。
YN の RF603 は、ホットシューに固定し、カメラ電源オンにして、やっと、テストが可能になる。(この欠点は、RF603II で改善された。)

「長時間使用しない場合は電池をはずせ」とあるが、「長時間とは、何時間以上を示すのか」は記載がない。
新品アルカリ電池で、どの程度の期間あるは発光回数、使えるか、これも記載なし。

V850 (Speedlight 本体) は、スリープモード設定が可能だが、送信機にはスリープモードがない。液晶窓に表示があれば、電源オンである。

送信機の収納ケースは準備されていない。

送信機・受信機ともに、 "Channel" と "Power" を、それぞれ16通りに設定することができる。
"Channel" は、リモートトリガーすなわち「発光指令」を伝達し、
"Power" は、リモートパワーコントロールすなわち「光量調整指令」を伝える。

"Channel" が、ダイヤル(回転式)で、0, 1, 2, … 9, A, B, C, D, E のいずれかを選択するのに対し、
"Power" は、4つの dip switch の オン・オフで、 2^4 = 16 通りを選ぶ。マニュアルにはその設定を、 1, 2, … , 15, 16 で表記する(すなわち、4bit とも off, あるいは binary 0000 を 1 とするのだ)

"Channel" は、Zero(0) から開始し、十六進数の(一般的)表記どおり、'F' まで。
"Power" は、One(1) から開始し、十進数の '16' まで。

(実用には、なにも問題ないのだが)不統一で、「気持ちが悪い」。


FT-16S 受信機
POWER の文字が示す、数字 0 ~ 文字 F が、
「光量調節チャンネル指定」である。
このダイアルのクリックが弱い。
油断すると、「気づかぬうちにわずかに回転し」、
光量調節指令が伝達されないという、
失敗があった。

一方、CHANNEL 指定は、4連 DIP で、
不用意に変更されることはない。
爪楊枝の先ほどのサイズだが、
指で設定できる。


V850 と受信機は、この4接点+小さいクラッチ構造
だけで接続される。

V850 側面は、わずかに傾斜しているため、
受信機と本体のあいだに
数mm の「隙間」ができる。

本体(V850) への固定が「こころもとない」。4脚の電気接点、プラスティックの凹凸で固定されるが、衣類・手指に引っかかったとき、容易にはずれる。軽いので「落下による故障」は起こらないかもしれないが、「水没」と「踏みつぶし事故」が心配だ。

受信機・本体を接続した状態での「隙間」が気になる。もっと「美しく」一体化するように設計できなかったのだろうか。残念である。

FT-16S 裏面、V850 側面にそれぞれ、「ベルクロテープを貼って安定を図り、かつ隙間を埋めること」を考えている。(未試行)

操作番号設定チャンネルのクリックが弱い。わずかに触れるだけで回転することがある。受信機側のチャンネルを頻回に変更する必要があるとは思えない。よって、もうすこし回転抵抗を強くすべきだったと考える。

FT-16S 装着時 V850 の軟樹脂製カバーの「おさまり」が悪い。使用上なんの不都合もないのだが、全体の作りが良いだけに、これも残念な点である。

FT-16S 装着時、横幅がわずかに広がるため、標準のストロボケースに収納できない。無理をすれば入るが、出し入れ時に受信機を壊しそうだ。


AF補助光
50cm ほど離れた白壁に照射した。
10, 20, 30秒のいずれか、赤色AF補助光を照射する。
ほの暗い部屋なら、10m 以上到達する。
利用する機会はなさそうだ。


スタンド
GD はカエルの姿だね。
左(両手・両足がある方)が GD, 右が YN.
YN は後方の支えが不足だ。さらに、裏を見る。
GD は、金属の補強があり、三脚・ライトスタンド に固定する場合に「プラスチック台を割る」心配がない。
「完全マニュアル Speedlight 」を購入するほどの強者は、(当然なんらかのスタンドを所有しているだろうから)不要な部品とも思える。


考察

外部リンク (FlashHavoc )において、 Godox べた褒め、Yongnuo 形無し。
詳細説明、比較、欠点提示などもある。
ここを読めば、私が語る・あるいは書くべきことはない。
指摘されている問題点を確認し、考察する。

●キャッチライトカード
「薄い白板がはずれやすい」とされる。
→ 私の個体ではそのようなことはない。それに使うこともない。
発光面ディフューザーもほとんど使わない。

●フット部(ホットシュー結合部)

横幅がやや狭く、キャノン機で結合不安定になるらしい。
→ 私のキャノン機ではそのようなことはない。個体差、あるいは工作精度にばらつきがあるのかもしれない。

●照射パターン
広角照射では、均一な明るさだが、ズームすると不均質だという。
→ 私はソフトボックス光源として使うので気にならない。しかも私は鈍感である。

●発光 ready 音
電源オフ時、各種設定が記憶され、次回起動時に前回設定に復帰するのだが、ブザー音設定だけは毎回 off になる。なぜこれだけを記憶させないのか。
→ 私も発光可能状態を音で確認することに慣れているので、使うたびに ブザー/on に設定するのが面倒だと思う。ただし、リモート操作で容易に on/off 可能である。
高速シンクロ (HSS) モードも同じく(マニュアルモードへ)リセットされるが、これはやむをえまい。

●LCD バックライト
各種設定が表示される LCD 部の照明が 「10秒固定」である。(せっかく)大電源を内包しているのだから、たとえば「30秒・60秒・常時オン」などの設定が欲しいところだ。
→ もっともな意見だが、リモートで使用する場合 LCD を見る必要がない。

●同期ポート(PCポート) 径
カタログスペックでは 3.5mm と記載されているが、実際は 2.5mm である。
→ 誤記により、困るヒトもいるだろうネ。

●収納袋
本体ぎりぎりの大きさであり、受信機を付けたままでは窮屈で収納できない。
→ 同感。
ただし、出荷ロットによっては、(やや大きい袋に)改善されているらしい。


以上、いずれの「問題点」も「些細なこと」である。
それほど、「欠点が少ない製品だ」ということだろう。


使用電波の問題さえなければ、たいへん優秀な speedlight である。
「マニュアルライト使い」なら、2、3台、持っておきたいものだ。
私は V850+FT16S のセットで、usd 120 あるいは jpy 13K 以下になるのを待って、買い足そうかと思っている。

2013年9月28日土曜日

RoundFlash Ring

RoundFlash Ring


注意:
記載した記事は 2013/12 までに記述したものである。
情報は徐々に劣化・風化する。2014/01/19 で内容を「凍結」する。
間違い・勘違い・時代遅れなど多数あろうが、寛恕願う。
本来なら「消去」すべきだが、
このまま放置する。「過去記事」として読んで欲しい。

2014 / 9月
本機販売元 Poland Asitis 社から、第2弾 RoundFlash Dish が発売された。
両者を区別するため、RoundFlash Ring と呼ぶ。


RoundFlash
ラウンドフラッシュ (商標を勝手に「カタカナ」書きして良いのか?)


google 検索で 日本国内での「使用報告」を検索してみるが、
「日本語による使用経験記事・レビュー」は見つからない。(2013/09/28)

注文から到着までの経過と、初期使用感を報告する。

事前研究

長所
・ドーナツ光が均一であり、欠損がない。
・サイズが大であることから、ソフト光である。
・軽い。
・小さくたたむことが出来る。常時携行も可能。
・リモートトリガーを使えば、(独立した)ソフトライト光源としても使える。
・リーズナブルな価格。
・被写体・眼球に、完全円形(ドーナツ形)の Catch light
・まだ使用者が少ない(ので、自慢できる)。

短所
・AF 補助光が無効になる
・manual focus, zoom など鏡胴操作が不可、あるいはきわめて困難。
・光量は(speedlight 発光量より) 1.5 EV 程度減弱する。
・大きすぎる。(ポートレイトの際、被写体と撮影者が隔絶される。)
・強力な(ネオジム*)磁石が使われている、磁気媒体への影響が心配。
・聞いたことのない販売元であり不安だ。
・まだ使用者が少ない(ので、情報不足)。

* 「ネオジウム」は誤りである。(私は、ネオジ「ウ」ム と発音していた。どうして誤記憶を形成したか、原因は定かでない。「ネオジウム」の方が「語呂」がいい、5音節の方が日本人には定着しやすい、ことが主因ではないかと考える。)

どこで買うか

 Poland asitis : 本体 EUR 109 + 送料 EUR 7
 eBay : MxCamera (Hongkong) など  USD 136
 amazon.de  ○ EUR119.99

 amazon.co.jp ×
 amazon.com ×
 amazon.co.uk ×
 amazon.fr ×
 amazon.ca ×
 amazon.cn ×
 amazon.it ×
 amazon.es ×
 amazon.com.br ×
 amazon.in ×

 Poland からの個人輸入経験はないが、どこに頼んでも(たいした)価格差はない。
 本社 asitis に注文することにした。

到着まで

・某月09日 08:00 PDT  注文、直ちにPayPal 支払い確定の通知。
・同月09日 08:31 PDT  本社よりメール「入金確認した。48時間以内に発送する。」
・同月12日 13:27 PDT  本社よりメール「発送した。track # は RR**** である。」
・同月18日 13:20 JST  自宅玄関で、日本郵政配達人より受け取った。

注文から9日、予想より早く到着した。
eBay でも購入可能だが、「本社 Poland から、10日以内に到着する」のであれば、本家注文が良いだろう。

以下の記述において、カメラの頭部・ホットシューに装着して光源とする、いわゆる「ストロボ」「クリップオンストロボ」「フラッシュ」のことを、Speedlight と記載する。


30cm x 20cm x 15cm 程度の「簡易包装」で到着した。
あちこちで「投げられた」だろうが、
内容物に損傷はなかった。


発送元拡大
Kraków, Poland か、
映画「シンドラーのリスト」を思い出す。
まさか 「Kraków と何らかの縁を持つ」ことになろうとは、
思いもよらなかった。


「収納された状態のサイズ」は「空気が抜けたハンドボール」
というところか?
もっと良い「たとえ」が欲しいが、思いつかない。
大きなカメラバックなら常時携行可能だろう。
独立したマニュアルはない。
説明は、この「しおり」だけ。
説明は英語。
製造元 サイトを見れば、使用法は一目瞭然。
『使い方が分からない人』が購入することはなかろう。


外径 45cm, 内径 11cm。

全体的に「しっかりした作り」である。
縫製もきちんとしている。
折りたたみ・展開を繰り返しても、そう簡単には壊れまい。
各種「中国製品」に比べれば、極めて優秀。
持ってみて「不安」を感じる部分もない。


ネオジム磁石は「ほどほどに強力」
カチッ・カチッと固定する音は「小気味よく」、
よくできたギミックである。
外周の「脚」は、レンズ固定の五角形のゴムの頂点方向に
一致して、5組である。
日本人が作ったら、ここはどういう「仕組み」を考えただろう。
磁気メディアへの影響は不明。


speedlight 挿入部(画面上)だけが「明るく」なり、
speedlight より離れた所(画面下)は「暗く」なるのではないか、
と、購入前には心配していた。
実際には、「ドーナッツ全体において極めて均質」である。
「布製」だから、ちょっとだけ「イビツ(歪)」だが、愛嬌の範囲。

どこに speedlight 挿入部があるのか、分からないくらいだ。
入光部の「しくみ」については、「購入してのお楽しみ」。

ポートレイト実例

「カメラ - 眼球」の距離 約 30cm

Roundflash は被写体の左肩に触れている。
メガネレンズ表面の反射。
catch-light は「大きさ以外に工夫の余地がない」、
いつもいつも使っては「有り難み」がなくなる。
『ワンパターン』と笑われるだけ。
「この人こそ」と思う「美女か、小児」を選んで使うべきだろう。

上半身ポートレイト実例を表示したいが、
「モデル」が、公開を拒否。

RoundFlash 本体により、撮影者(カメラマン)と被撮影者(モデル)が隔絶される。
あるモデルに言わせると「圧迫感がなくて良い」と言う。コミュニケーションは声を出せばよいのだ。
この「隔壁」は、ペット(犬・猫など)の撮影時にも、「撮影者の圧迫感をいくぶん希釈する」という意味で、役に立つかもしれない。
私の身近には、被写体ペットがいない。


俯瞰・無影撮影

傾けることができないもの(例えば食卓のうどん)を俯瞰で(真上から)撮影する。
内蔵・外部 speedlight 一灯では、「影」を消すことが困難であった。
無影撮影に RoundFlash は有効である。
意図通り「無影」であるが、「無影」であるがゆえに「立体感」を失う。
これを元に、わずかなサイド光を加えるなど、工夫の余地あり。

湯気でレンズが曇った。
roundflash のせいではない。
料理記録写真
背景飛ばし・俯瞰・無影・静物
白背景さえあれば、簡単である。
Photoshop 切り抜きなど加工は施していない。
撮影したままの画像である。

うどん汁表面での反射光はないが、
無花果表面では軽い反射を認める。
光沢ある表面・鏡面の撮影は、工夫が必要。

「俯瞰・無影・背景飛ばし」が、いつでも・気軽に撮影できる
のは楽しいが、これも catch-light と同じく、
「ワンパターン」の誹りを免れまい。

ソフトボックスとして使う


YN560-III を単独装着し、
RF603 でワイヤレス発光。
ソフトボックスとして使う。
この状態で使えるのだが、
しっかり握る場所がなく、不安定である。
そこで…

小型カメラ・ビデオのための固定具を使う。
「ハンディグリップ」と呼ぶらしい。
もちろん これも Roundflash を使って撮影した。
eBay で600円ほど。
上端の hot-shoe アダプターは、
RF603(リモートトリガー)の「おまけ」。


Roundflash 自体が軽量のため、
グリップ下方をゴム止めするだけで安定する。
使用中に「くるり」と(頭が下に)回転する心配もない。
全体で 700g 程度であり、
長時間 保持しても「左手」が疲れることもない。


YN560 系の最大光量 GN 56 (実際は 40 前後と言われる)で発光すると、
それなりの光量のソフトボックスとして使える。
連続撮影では、電池の消耗が心配だ。

speedlight の slave 受光部が隠れるので、
カメラ内蔵 flash (あるいは main speedlight) 発光→slave 発光には向かない。
ここは YN560 III リモート受信機内蔵型が良い。

一見、「たいへん大袈裟な機材」に見えるので、
知らぬ人に対しては、
「なんか、スゴイものを使っている。」
と、「虚仮威し(こけおどし)」の効果がある。


Zoom, MF 鏡筒(胴)操作

・Roundflash 後面(レンズのマウント側)に僅かな「隙間」があり、そこに指を入れ操作可能な場合、
・Roundflash 前面 (レンズフィルター側)に手を回し入れて、操作可能な場合が
ある。
レンズ直径、操作リングの位置によりけり、である。
確かに不自由ではあるが「全く操作不能」というわけではない。

困るのは、「古くなってズーム抵抗が緩くなったレンズ」である。左手で鏡胴を支え続けることができない(Roundflash 前面に腕を回すと、円形の発光が得られない)ので、特定のズーム位置で固定するのが困難だ。

35, 50mm 単焦点レンズで、かつカメラの AF が信頼できるなら、鏡胴操作は不要だが、
あまりに小型のレンズ(特にパンケーキと呼ばれる薄型レンズ)では
1. ゴムバンドでの固定が困難。
2. Roundflash 洞開口部で画面が蹴られる。

高級・大型単焦点レンズ(各社 85mm など)なら使い心地が良さそうだ。
残念ながら所持していない。


AF 補助光

カメラ本体から あるいは Speedlight からの AF 補助光が、Roundflash で遮光され、(AF 補助光としての意味が)無効になる。(私は YN560 系という「貧者のライト*」を使うので、 AF補助光など もとより存在しない。) 補助光が必要なほど暗い所での撮影では、ペンライトで、焦点位置を照らすことで、代用できよう。

* Price/maxGN (価格 ÷ 公称GN値) を計算せよ。1 GN あたり100円が貧者相場。

光源ズーム

下記 Scott Lewis 記事によると、
「speedlight の ズームを変化させると、発光の様子が変わる」
と記載されている。
が、YN560III の ズーム 24mm でも、105mm でも「出力される光りの形・強さ」とも相違はわずかであった。


TTL 調光

いつか実験しようと思いながら、ついに放置。
今後も実験予定なし。

Compact カメラでの使用

・Hotshoe なし、 内蔵フラッシュ なし
 Roundflash は使えない(だろう)

・Hotshoe あり
 レンズと、speedlight 部の距離が極端に短いと使用困難。
 リモートトリガーを使うか、
 内蔵フラッシュから、speedlight を slave 発光させる。

・沈胴式レンズを採用したカメラ

 Canon Powershot G15 での使用経験
 画像準備中

小型 Speedlight 使用

SUNPAK PF20XD (GN 20) の使用例
単4電池2本駆動、光量 GN20、中国製、
外見は「玩具に毛がはえた」程度、
比較的高価 (6000円を越える)
だが、
カメラメーカーに依存しない、
マニュアル発光、調光5段階、同調発光
かつ RF603 でリモート制御可能
など
「このサイズでは類似相当品がない」 
裏面=コントロール面
無駄に大きい on/off ロータリースイッチ
暗いところでは、現在の設定がみえない調光スイッチ
爪楊枝が必要な シンクロ切り替えスイッチ
デザイナーは「外部光源」を使ったことがあるのか
疑問に思うほどだ。
しかし、それを補って余りある「便利さ」。
これが 3000円未満なら「万人に勧める」のだが。
RF603 に装着する。
合体した姿は「フレミングの法則」を示す指のように、
互いに直交する方向に飛び出しがあり、
美しくない。安定も悪い。
ただし、
双方のスイッチ類が干渉しない点だけは良い。
roundflach の speedlight 装着部の
ベルクロベルトで固定して、「クルッ」と内側に倒す。
この方法では、きわめて不安定である。
speedlight がいつ落下しても不思議でない。
室内でちょっと撮るくらいなら良いが、
戸外で、本気で使うのなら、
PF20XD に「粘着ベルクロテープ」を貼るなど、
落下防止の工夫が必要。
発光面の「均一性」はほぼ良好である。
画面「上」(または「北」)が PF20XD を固定した側である。
固定した側にわずかな光量落ちがある。
テーブルフォトの補助光、
ポートレイトの影消し、程度なら、
多少は役に立ちそうだ。
RoundFlash with PF20XD 作例
光の均質性は良好。
光量が少なく、しかも手持ち撮影である。
focus 域が深い画像には向かない。

考察

・期待通り(もしくは、期待以上)の「モノ」としての完成度。
・発注から到着まで迅速だった。
・catch-light は美しい。しかし、飽きる。
・無影マクロ(的撮影)に有効、これも飽きる。
・ソフトボックスとしても有効。
・日本円にして 7000円までなら、強く推奨するが、
 (YN560-III が 8000円以下で購入可能であることを基準に、
  せめて speedlight より安価であって欲しい)
・現在の価格であれば、「誰にでも勧める」とは言いがたい。
・持ち歩くと、(これが普及するまでは)注目を浴びること間違いなし。
・a. ソフトボックスを持っていない、b. リングライトを持っていない、c. スピードライトを持っているが使用頻度が少ない。以上 a, b, c を同時に満たすなら、購入の価値あり。


欠点・改善希望

・ レンズ固定のメカニズム
・ 価格
・ 交換部品

競合品

・マクロ用の小型 ringflash は競合外として、ここでは扱わない。

Ray flash

 (海外では)評判がよろしい。
 機会あれば使ってみたい。


Orbis ringflash
「銀一」取り扱いで、大型カメラ店に常備されている。
 光が硬そうだが、使ってみたいと思う。
 カメラと一体化するには、『大袈裟な補助具』が必要である。
 それだけ出費するなら、レンズ一本を買い足したいと思うのが通常感覚。


・ O flash (ring adapter)


 どう見ても「真円」にならず、「上端が欠ける」
 $40 と安価であるが、使おうとは思わない。
 国内アマゾンにも出品あり。
 買っても、おそらく、1・2回使用後「お蔵入り」すること確実と直感する。
 買わぬが吉。安物買いの銭失い。


AlienBees ABR800 Ringflash

 これは、素人が手を出すようなものではない。
 プロ用。

・ Hensel ringflash
これもプロ用。


リンク

使用例

ネット上の実例は Flickr photo pool に多数あり。

flickr (RoundFlash group)

顔が画面で埋め尽くされる程度に接近したポートレイトに有効。
完全ドーナツ形のキャッチライトが美しい。
全身撮影のポートレイトでは特に有意義と思えない。
昆虫マクロにも有効らしいが、撮影シーン不明。
マクロほどでなくとも、「無影静物」撮影に有効。
キャッチライトの大きさと、撮影距離の関係につき、誰も語ってくれない。

Instagram にも散見されるが、Flickr との重複が多い。
あまり参考にならない。

Instagram tagged with #roundflash


Reviews

英・独・仏・西語だが google 翻訳などを使えば、大意は汲み取れる。
全般的に「高評価」 である。

19. Gedgetmac, 2013/09/12
詳細な review。欠点の指摘もあり、参考になる。
18. KubeStudio(Jon Hernandez), 2013/09/04
Hensel ringflash との比較写真あり。
17. Foto ois kiva, 2013/09/01
Short report というか、blog の一記事。
16. 500th.net by Martin Joergensen, 2013/08/26
具体的な内容がない。
15. One Ring Flash To Beat Them All, 2013/08/13
14 を引用しているだけで、ほぼ無価値記事
14. Strobist, 2013/08/12
実例が少ない。磁石のことを気にしすぎる。 
13. Scott Lewis, 2013/07/11
mobile softbox として評価する。
12. Jerome Courtois, 2013/07/04
ズーム困難という欠点あるが、ポートレート撮影には好適だ。
11. Thomas Reinmann, 2013/04/25
髙評価、実例あり。だが、有益情報なし。
10. The Phoblograper(Chris Gampat), 2013/03/16
柔らかい光が好みならこれを、硬いの好きなら Ray を選べ。
09. Test De Matos(Nicolas Bernard), 2012/11/06
単純な紹介のみ。Review になっていない。 
08. Giovanni Savino Photography, 2012/09/10
極めて「高評価」。 欠点は、「被写体」と隔絶することだけだ。 
07. DPreview(T. Kachadurian), 2012/09/09
実例なし。3つの欠点指摘。だが高評価。
06. Photo-Tips-Online, 2012/08/28
前バージョンと比較。マグネット固定のギミックを高評価。
撮影例数点あり。
04. QuestionsPhoto, 2012/03/28
長文記事。実例あり。高評価。
03. PhotoPraxis, 2012/03/01
雑誌記事1ページのスキャン pdf (独語)
前バージョンの評価だが、鏡胴操作写真など説明がある。
RayFlash との比較。大きさ・柔らかさを評価。